
もくじ
AGAの対策で発症・進行リスクを減らしましょう。
AGAは男性型脱毛症という疾患で、頭皮の病気と考えてください。ヘアサイクルが乱れていく症状で、放置しても改善しないのが特徴です。
何もしないことは薄毛を進行させるだけで、将来的にかつらが必要になるかもしれません。
リスクの低下をさせるためには治療が一番ですが、セルフケアでもある程度対策できます。ただセルフケアの場合は治療の補助が目的であり、発毛させることは困難です。
具体的には薄毛が進行するのを予防するのが目的で、発毛をさせるには治療をするしかありません。AGAには男性ホルモンが強く影響しており、この分泌を抑えることが最大の改善策となります。
具体的な対策には洗髪の仕方を変える、ストレスを解消させる、食生活を改善させるなどがあります。
これらの習慣を徹底することでAGAの進行速度を抑えられるのは確かです。原因には男性ホルモンが強く関わっていますが、薄毛の要因はそれだけではありません。
乱れた生活習慣が原因で進行に拍車をかけているケースは多いので、生活の見直しも補助的に行っていきます。不規則な生活を続けている人は、若い年代で多くの髪を失うことになります。
薄毛を誘発する要因をひとつでも減らしていくことが、将来的に多くのボリュームを残すコツです。
AGA対策の基本は洗髪です。
AGAが進行してくると皮脂の分泌量が増えてしまい、それが原因で毛穴を詰まらせることがあります。
適切な洗髪は育毛の基本であり、AGA治療薬の効果を高めるうえでも大切なことです。また毛穴が詰まることで髪が生えにくくなるので、さらに薄毛を進行させる悪循環になります。
毛穴を綺麗にするためには正しい洗髪が必要であり、お湯の温度に着目することが大切です。冷たすぎると皮脂が落ちにくく、逆に熱すぎると皮脂を過剰に除去してしまいます。
皮脂は頭皮において悪者扱いされますが、保湿のためにも適量は残しておく必要があります。
シャンプーの手順で重要なのは、最初にお湯で洗髪しておくことです。予洗いと呼ばれることが多く、皮脂と汚れの大半を除去できます。
大量の皮脂が頭皮にある状態では、シャンプー剤があまり泡立たないのです。泡が少ないと洗浄力も落ちてしまい、皮脂をよく落とせなくなります。
予洗いをしておけばシャンプーを使用する時間は少なくても問題ありません。そして洗い流すときは洗い残しがないように徹底してください。
ぬめりが残っている状態は好ましくないので、汚れが落ちたと感じてからさらに1分くらい洗い流すとよいでしょう。液剤が残っていると炎症やかゆみの原因になるので注意してください。

ストレスの解消もAGA対策になります。
AGAの最大の原因は男性ホルモンですが、ストレスも関係しています。過剰なストレスを溜め込んでいると、AGAのほかに円形脱毛症のリスクも高めてしまいます。
例えばイライラしている状態は自律神経のバランスを乱れさせますし、血行不良を招くことになるわけです。
頭皮という部位はもともと他の部位より硬くて、血行が悪くなりやすい性質があります。毛母細胞に十分な栄養が届かなくなると、髪が痩せ細っていくわけです。
元気な髪を維持するためには心身のバランスを整えておく必要があります。睡眠をしっかりと確保することが一番大切であり、時間は8~9時間くらいほしいところです。
時間に余裕のない人は非常にストレスを溜めやすいと考えてください。忙しい生活が当たり前になっていると、心身ともに疲労させます。
血行不良を引き起こすと毛母細胞に栄養素を運搬する機能が低下してくるのです。
血液は細胞に栄養を運搬するのが最大の役割であり、その流れが悪くなると供給力が低下します。毛母細胞への栄養供給が減少すれば、全体的に髪質が細くなってきます。
細くて弱々しい髪が増えてきたら、血行不良を招いている可能性を考えましょう。イライラを発散させるためには、時間的な余裕を持つことが大切です。
AGA治療のために健康な生活を心がけましょう。
育毛のためには毛根に十分な栄養を与えることがポイントになります。栄養素は食事から補給する必要があるので、食生活の改善を考えてみましょう。
乱れた食事バランスは栄養バランスを崩すことになり、皮脂分泌を増やしてしまう可能性があります。
ほかにも髪の原料となるタンパク質を欠乏させるなど、薄毛になりやすい原因を招いてしまうのです。
アルコールの摂取は適量なら問題ありませんが、過度に摂取すると亜鉛の消費量が増えるので注意してください。
亜鉛は毛母細胞に作用して育毛を促進するため、積極的に補給していく必要があります。
タバコに関してはメリットはひとつもありませんので、AGA対策を始める男性は禁煙を徹底してください。
タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させて、毛母細胞への栄養供給を阻害します。1本くらいなら喫煙しても問題ないと思うかもしれませんが、たとえ1本でもメリットはひとつもありません。
よく喫煙すればストレスが解消すると言われる方がいますが、これは錯覚でしかないわけです。
喫煙習慣をやめることがAGA対策の基本であり、これはクリニックで治療を受けるときにもアドバイスされます。髪によい習慣を積極的に取り入れ、悪い習慣を取り除いていくことが薄毛対策の基本です。

AGAの治療には男性ホルモンの生成を抑えるフィナステリドが有効です。
AGAはヘアサイクルが乱れることで薄毛・抜け毛が起きます。AGAを引き起こす原因のひとつがDHT(ジヒドロテストステロン)です。
DHTは男性ホルモンの一種です。ヘアサイクルの成長期にDHTが作用すると髪は太い毛になる前に休止期に入り、抜けることを繰り返します。DHTの影響で男性の毛髪は太く丈夫に成長する前に抜け落ちます。
治療するには乱れてしまったヘアサイクルを正常な状態へと戻すしかありません。そしてヘアサイクルを整えて男性型脱毛症の治療に役立つのが、DHTの生成を抑える成分のフィナステリドです。
フィナステリドがDHTの生成を抑えることでへサイクルを正常に戻し新しい毛髪を発毛させることが可能です。AGAの治療にフィナステリドはとても有効です。
また、発毛効果があるAGA治療薬のミノキシジルを併用することで更に有効性を高めることができます。